(セ・リーグ、阪神1x-0DeNA、9回戦、阪神5勝3敗1分、21日、甲子園)阪神・西勇がチームの劇勝を呼び込む好投で、自らの節目に花を添えた。一回を投げ終えて通算2000投球回に達すると、抜群の制球力で7回まで無失点で抑え、主導権を渡さなかった。
「ヒーロー(インタビュー)に行けると思ったけど、行かれへんかった」
試合後はジョークを飛ばして笑わせた。一回1死一塁はオースティンを遊ゴロ併殺、二回1死一塁では筒香を二ゴロ併殺。テンポよく打たせて取り、七回2死一、二塁の好機で代打を送られて御役御免。打線の援護がなく勝ち負けはつかなかったが、岡田監督も「勝ち投手つけてあげたかった。コントロールがいいから長打も浴びない」と評価した。
オリックス時代にコーチとして師事し、通算投球回で2669回⅓を誇るサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(58)からの言葉も支えになった。「星野さんに『2000イニングいったら一流や』って若い頃に言われた。『いつか抜かせ』って。まだ10勝しか勝っていない頃」と述懐。プロ16年目で到達し、「先が遠すぎて『どんな数字なんやろうな』と思いながらきました。けがなくこられたので、この数字に届いた」と感慨深げに喜んだ。
■データBOX
西勇輝がDeNA戦の一回で通算2000投球回に到達した。昨年5月24日の日本ハム戦で達成したソフトバンク・和田毅以来、プロ野球94人目。阪神所属での達成は1983年9月4日のヤクルト戦での小林繁以来、41年ぶり11人目。プロ野球記録は金田正一(国鉄など)の5526回⅔