D8位・青野が複雑な思いが詰まったボールと氷見名物ハトムギ茶(右下)を持ち込んだ(代表撮影) 楽天の新入8選手が6日、仙台市内の泉犬鷲寮に入寮した。故郷の富山県氷見市で能登半島地震に遭ったドラフト8位・青野拓海内野手(18)=富山・氷見高=が所信表明した。
「無事に入寮できてほっとしている。地元だけではなく、石川県はもっとひどい状態。その方々に勇気を届けられるようにしたい」
元日、氷見市内にある自宅近くの祖父母の家で被災し、家族と避難所となった氷見高で一夜を過ごした。余震が続き、予断を許さない中、両親から「仙台の方がまだ安全」と背中を押され、移動した。避難先となった母校では先輩とキャッチボールを行った。その複雑な思いが詰まったボールと、氷見名物のはとむぎ茶を持参した。
避難所では「知らない人からも『入団おめでとう』と温かい言葉をいただいた」と感謝し、「より一層、頑張る気持ちが強くなった」と苦難を乗り越える。(広岡浩二)