■1月7日 楽天・田中将大の近況が見えてこない。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、リハビリの真っ最中だろうが、まだ今季の契約を結んでいない。いわゆる越年だ。2020年オフ、NPB最高額の年俸9億円(金額は推定=以下同)プラス出来高の2年契約で古巣に復帰した。
ただ最初の2年間は13勝21敗。年俸4・75億円で臨んだ昨季は7勝で、大減俸は避けられない。後輩のハラスメント問題で、自身のX(旧ツイッター)での謝罪を最後に〝無言〟が続く。いずれにしても〝落日〟の流れを止められない。
ロッテ・佐々木朗希も情報が途絶えている。報道によれば、ポスティングシステムによるメジャー挑戦の意向があり、球団との妥協点を見いだすための時間が必要で、こちらも未更改だ。〝旭日〟の勢いは誰もが認めるものの、シーズンを通してローテーションを守り続けた経験はない。夢を持つのは自由だが、時期尚早の感はぬぐえない。
仕事始めに自主トレ公開。新人選手の入寮もある。球界にも新年が訪れたが、個人的には2人の動向が気になる。下交渉を終え、更改日が決まっているのならいい。米国トレーニングで、球団事務所に足を運ぶ時間がないのなら、理解できる。それでも、どうしても、背景を勘ぐってしまう。
13年に24連勝を飾った男がペナント奪回を託されながらも、3年間で20勝に終わった。西の空に沈む太陽のように、最後は美しい光景を見せるのか。1軍3年間で19勝の若者の結論は? 11月の誕生日で一方は36歳となり、〝東の空〟から新天地をアメリカに求める右腕は23歳となる。これほど新旧交代の構図が見えるケースは珍しい。だからこそ、ナマの声を聞きたい。(稲見誠)