打撃練習をする阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎) 「SMBC日本シリーズ2023」は31日に甲子園球場に舞台を移して第3戦を行う。1勝1敗の阪神は30日、本拠地甲子園で調整。大砲・佐藤輝明内野手(24)はフリー打撃で柵越えを連発し、阪神では2003年第5戦の金本知憲以来20年ぶりとなる甲子園での日本シリーズ弾に向け、準備完了。得意の本拠地でオリックスを打ち砕き、関西ダービーの主導権を握る。
佐藤輝が〝アニキ〟以来20年ぶりの聖地弾で、虎を頂点に導く。秋らしくない日差しが降り注いだこの日の甲子園に、パワフルな打球音を何度も響かせた。
「どんどん大事な試合になってくるので、長打が欲しいですね。(本塁打を打ちたい気持ちは)もちろん、それはあります」
両軍ともに「8-0」の大差零封で1勝1敗となった京セラドームでの2戦を終え、本拠地・甲子園に帰っての全体練習。フリー打撃では33スイングで、中堅から右方向に3連発を含む9本の柵越えを披露し、「長打が欲しい」気持ちが形になった豪快デモになった。阪神は2005年の第1戦から日本シリーズ通算11試合連続で本塁打が出ておらず、甲子園で日本シリーズを戦う阪神の選手が一発を放てば、ダイエーと戦った03年第5戦の金本以来。待望の一発へ、背番号8にかかる期待は大きい。
今季はレギュラーシーズン24本塁打のうち、13本を甲子園で放った。球団生え抜き左打者の2桁本塁打到達は、1985年の掛布雅之(17本)以来。左打者には不利とされる浜風が吹く甲子園でアーチを描いてきた。「もう、風は吹いてくれなくていいんで。止まってほしいです」と冗談めかしつつ、浜風とは逆の右翼方向に吹く〝秋風〟なしでもスタンドにほうり込む自信をにじませた。