2014年の日本シリーズ第5戦で、九回に本塁からの送球が当たった西岡(7番)。まさかの幕切れだった (SMBC日本シリーズ2023、オリックス8-0阪神、2回戦、1勝1敗、29日、京セラ)日本シリーズといえば…。
試合前にそんな他愛もない話をしていたら、一回裏、おもむろにベンチから出てきた岡田監督が抗議を始めた。責任審判・嶋田の説明に納得いかず、球審・市川のもとへ。再び間に割って入る嶋田審判…。スタンドから拍手が、歓声が、中に罵声が。事の顛末は、トラ番の記事に譲るとして、そうだ、そうだ、日本シリーズといえば猛抗議だ。スリル満点、この緊迫感はたまらない。
阪神ファンなら思い出すのは、前回にタテジマがシリーズ出場した2014年第5戦の九回。西岡が〝豪快〟にラインの内側を疾走する超反則走塁。守備妨害が分かっていても〝抗議せざるを得なかった〟和田監督は辛かっただろう。相手の胴上げを遅らせてしまった、ある意味、後味の悪いシーンになってしまった。が、壮絶なフィナーレの記憶は鮮明だ。
「学生時代に福岡まで見に行って、悲惨な思いをしました」
大の虎党でもあるトラ番・須藤佳裕もスタンドにいたらしい。
シリーズ史に残る抗議は1978年(ヤクルトvs阪急)の第7戦。オリックスの前身・阪急の上田監督が線審のホームランの判定に「ファウル」だと猛抗議。何と、1時間19分も試合が中断した。当時を知る先輩記者に聞くと「後楽園球場の記者席と左翼スタンドを何往復もして、ファンに聞いたなぁ。みんな、ファウルと言っていた」。