今年1月の大阪天満宮・初天神梅花祭のようす。福玉まきには阪神、オリックス、両軍の選手が参加してきた ソフトバンク・小久保裕紀新監督の就任会見が行われた。王貞治球団会長と並んでの決意表明。常勝軍団ホークス復活への熱い思いを感じた。
福岡市内の会場に駆け付けたのは、フットワークが軽い遊軍記者の上阪正人。会見後、この日からペイペイドームで始まった秋季練習も取材したベテランは、グラウンドでの好ムードを伝える。
「背番号90のユニホームを着た小久保監督は、選手たちの前であいさつを行って、その後は一人一人に丁寧に声を掛けていた。柳田や甲斐ら主力勢と笑顔で肩をたたきながら言葉をかわしていて、選手たちも親しみを持って接していたよ」
現役時代は選手会長、主将を務め、ホークスの顔だった。2021年のヘッドコーチ時は選手との距離感に悩んだようだが、再建を担うには最適の指揮官だろう。上阪もうなずきながら続ける。
「会見を聞いていて、本流意識、責任感が強いなと。王会長から受け継いだイズムもあるだろうから、小久保監督のカラーでチームがどう変わるのか、楽しみだね」
その会見で触れていた「古きよきものと古臭いものの選別」。これは野球に限らず、一般社会や子育てでも大事なキーワードだ。
何かにつけて、昔はこうだったのに…と思うことは多い。つい10年前の話だ。たった10年、されど10年。物思いにふけりながら大阪天満宮に着くと、境内では『天神さんの古本まつり』が行われていた。品定めをする時間はなかったが、古臭いものの中にも古きよきものはあるよ、というヒントなのかもしれない…。
ところで、なぜ大阪天満宮を訪れたかというと、28日開幕の日本シリーズを戦う阪神、オリックス両球団に縁がある地だからだ。