七回に勝ち越し打を放った石川慎(右)はベンチを鼓舞した(撮影・戸加里真司) (パ・リーグ、ロッテ5-4ソフトバンク、19回戦、ロッテ11勝7敗1分、24日、ゾゾマリン)一塁ベース上で何度も手をたたいた。ロッテ・石川慎吾外野手(30)が七回に勝ち越しの右前適時打。内角球を執念で逆方向に運んだ。
「気持ちだけ! 技術じゃないです。マジで気持ちだけで打ちました」
4点のビハインドを追いつき、同点で迎えた七回2死二塁だ。左腕の和田対策として先発出場した左キラーの石川慎は、相手の投手が右投げの又吉に代わっていたことで「代打だろうな」と交代が頭をよぎった。だが、吉井監督に動きはなく「腹をくくった」と信頼に応える一打を放った。
7月に巨人からトレードで加入。移籍後は22試合で打率・388、1本塁打と欠かせない存在になっている。新天地での個人の応援歌も完成し「みんなが覚えやすくてすごくいい」とファンへの感謝も忘れない。
25日からは8・5ゲーム差で追う首位オリックスと敵地で対戦する。ZOZOマリンでのヒーローインタビューに初めて臨んだ石川慎は「マリンにいるファンの皆さんの魂と一緒に大阪に乗り込んで頑張ります」と宣言した。熱い応援を力に変え、シーズン終盤の戦いを盛り上げる。(武田千怜)