三回を終え、安田尚憲(右)とグータッチする先発のロッテ・メルセデス(撮影・佐藤徳昭) (パ・リーグ、ロッテ-西武、16回戦、12日、ゾゾマリン)安定感のある投球でリズムに乗った。ロッテの助っ人左腕、メルセデス投手(29)が先発し、6回3安打無失点の好投。丁寧にコースをつく持ち前の技術を示し、試合をつくった。
「悪い流れになりそうな場面はいくつかあったが、要所でしっかりと打者を抑えることができた。こういった投球を今後につなげていければ」
一回1死で源田に中前打を許したが、続くペイトンが放った中前に抜けそうな当たりを二塁手の中村奨が好捕し、二ゴロ併殺に。仲間の好守に救われ、勢いに乗った。二回~五回は一人の走者も許さない。四回に前日11日に本塁打を放ったペイトンを外角いっぱいの直球で見逃し三振に斬るなど、抜群のコントロールが光った。
巨人から加入した今季は試合前までに先発で14試合に登板し、3勝6敗。勝ち星には恵まれていないが、防御率3・15(11日現在)と安定した投球を続けている。普段は先発を担いながら中継ぎでも2試合に登板。七回に3番手で登板した7月17日の楽天戦後に、吉井監督が「ブルペン陣は連投の子が多かったので、助けてもらった」と話すなど、献身的な姿勢でチームを支えている。
0-1の七回に2番手でマウンドに上がった東條が逆転2ランを被弾し、勝ち星をつかむことはできなかったが、これで3試合連続でクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)。助っ人左腕はめげずに腕を振る。(武田千怜)