六回、宗の右前打で一走・福田は三塁を狙ったが、柳田の強肩に負けた(撮影・安部光翁) (パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦、オリックス0-3ソフトバンク、オリックス3勝1敗、14日、京セラ)一気に日本シリーズ進出とはならなかった。オリックスは千賀を打ち崩せず、零封負け。王手をかけている日本一への挑戦権獲得を前に足踏みとなったが、中嶋監督は前を向いた。
九回、戦況を見守る中嶋監督。打線のつながりに手応えを感じながらの敗戦だった「(千賀の状態は)よかったですよね。でも、(打線の)とらえ方としてはまあまあよかったのかな、と思いますけどね」
最速161キロにスライダー、代名詞のフォークを駆使する右腕を前に3安打。ただ、安打性の打球は多く、七回2死一塁で宗の右前打で三塁を狙った一走・福田が柳田の送球に阻まれるなど、相手の好守備に阻まれるシーンも目立った。
千賀が降板後の七回1死一塁では西野が右翼越えの二塁打。二、三塁の好機で杉本は三ゴロ、頓宮は遊飛と得点につながらなかったが、指揮官は「結局、点を取れなかったですけど、そういう形にしているのはいいことかなと思いますし、続けていって、どこかで(点が)入るのがいいのかなと思います」と一定の手応えを口にした。
先発の田嶋は一回に無死二塁から投前犠打を処理した際、一塁に悪送球。適失で先取点を与える形となったが、将は「三塁を見なくてよかったのかなと思う。あのままパッと一塁に投げていればまた違った展開になったのかな、と思う。振り返っても仕方がない。これから先、そういうことがないようにすればいい」と責めることはなかった。
CS突破へ王手をかけて選手が重圧を感じていたか、と問われた際には「全然ないでしょ。ないです。全然、普通にいつも通りやっている」と否定した。
この日の敗戦で3勝1敗となったが、オリックス優位には変わりない。第4戦を勝利し、セ・リーグ代表のヤクルトに昨年のリベンジを果たす。(西垣戸理大)