村上がCS初本塁打。恒例の〝確信歩き〟ではなく、ステップを踏みながらバットを投げた(撮影・今野顕) (セ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦、ヤクルト5-3阪神、ヤクルト3勝、13日、神宮)プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は13日、セ、パ両リーグのファイナルステージ(6試合制)第2戦が行われた。「2022 JERA クライマックスシリーズ セ」は、リーグ2連覇のヤクルトが3位から勝ち上がった阪神に5―3で勝利。村上宗隆内野手(22)が三回、自身CS初本塁打となる逆転2ランを放ち勝利に導いた。チームは連勝でアドバンテージを含めて3勝0敗とし、14日に勝つか引き分ければ2年連続の日本シリーズ進出が決まる。
ナインも、スタンドを埋めた観客も、左翼席へ高く舞い上がった白球を見つめた。0-1の三回2死一塁で、村上が決勝の2ラン。お立ち台で笑みを浮かべ、会心の打席での心境を明かした。
「その前の守備もすごく短く終わって、いい流れで攻撃できたので、何とか点が入るだろうと。『ここで打つしかないな』という気持ちで打ちました」
恒例の〝確信歩き〟ではなく、横にステップしながら打球の行方を追った。スタンドインを確認すると、一塁ベンチの方向にバットを投げてほえた。藤浪の外角低めへの直球を一閃。レギュラーシーズンで通算160本塁打を誇る22歳の大砲が、通算5試合目、18打席目で待望のCS初アーチを架け、劣勢を覆した。