ラジオの放送ブースから阪神を見守った岡田氏。首をかしげてばかりだった(撮影・甘利慈) (セ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦、ヤクルト5-3阪神、ヤクルト3勝、13日、神宮)「2022 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」は第2戦が行われ、阪神はヤクルトに3-5で敗れ、2連敗。ヤクルトのリーグ優勝による1勝のアドバンテージを含め0勝3敗とされ、日本シリーズ進出へ王手をかけられた。次期監督に内定している岡田彰布氏(64)はABCラジオで解説を務め、佐藤輝を外した打線や投手陣について疑問符を投げかけた。14日の第3戦で引き分け以下なら、4年間の矢野野球がついに幕を閉じる。
明日なき戦いが、虎の明日を担う男たちに何も残さないようでは元も子もない。三冠王の村上から脇役にまで計3発を許し、矢野虎はヤクルトに日本シリーズ進出王手とされた。来季監督に内定している岡田氏は、ABCラジオの放送ブースから嘆いた。
「(佐藤輝は)昨日も内容が悪かった(4打数無安打3三振)ですけどね、ここに来て外すのはキツいですよね」
佐藤輝がスタメンから外れたことを指し、思わず漏らした。岡田氏は午後5時半すぎに球場入り。放送ブースに入って、降りしきる雨の向こうのスコアボードを見つめ、ラインアップに目を疑ったに違いなかった。
DeNAとのCSファーストステージ(横浜)から12日まで虎はCS4戦で計6得点のみ。佐藤輝に代えて三塁にマルテをはめ込むのは得点力増のため矢野虎がすがった奥の手だった。佐藤輝は今季108試合で4番に座らせ、全143試合に出場させた存在であるにもかかわらず、外さざるを得ない状況がキツかった。佐藤輝は1-5の六回に代打で途中登場したが、四球と見逃し三振。チームも11安打を放ったが3得点に終わり、対照的に3発で5得点のヤクルトに逃げ切られた。矢野監督は「粘っていたが、向こうは本塁打が出て、こっちはもう一本が出なかった」と振り返った。