試合後に青空討論会を行った吉井新監督(中央)。豊富な経験で再建に導く=ひなたサンマリンスタジアム宮崎(撮影・水島啓輔) ロッテ・吉井理人新監督(57)が10日、宮崎県内で開幕した「みやざきフェニックス・リーグ」の阪神戦(サンマリンスタジアム宮崎)で〝初采配〟を振るい、同点の九回に押し出し死球でサヨナラ勝利を飾った。7日に就任が発表されてから初めてグラウンドに合流。好発進を切った新指揮官は「ファンが見て楽しいチームにしたい。プロらしく、勝ちにこだわる」と決意表明した。
◇
メンバー表交換を終え監督代行として試合に臨むロッテ・吉井理人新監督=ひなたサンマリンスタジアム宮崎(撮影・水島啓輔)初陣を〝劇的〟な勝利で飾った。3-3の九回2死満塁から、2年目外野手・山本の押し出し死球でサヨナラ勝ち。吉井新監督は勝利のエアタッチで選手を出迎えた。
「何でも勝てたらうれしい。投手コーチの時は攻撃をボサッと見ていられたが、監督になったら全体を見ないといけなくなるので長く感じた」
7日に就任が発表されてから初めてグラウンドで選手に合流。若手主体の秋季教育リーグで監督として登録していないため、試合前セレモニーでは「吉井監督代行」と紹介された。新背番号は未定でユニホームはなく、チームウエアでベンチ入り。試合終盤には選手交代を球審に告げた。
「試合を動かす采配は何もなかったと思う。盗塁は(選手に判断を任せる)グリーンライトだった」と振り返ったが、早くも〝吉井イズム〟が目立った。
試合後には右翼ファウルゾーンに全員集合し、日本ハムの2軍投手コーチ時代に成果を得たという青空討論会を敢行。「(課題を)選手同士で話すと頭に入る。少しカッとなって反論したくなるところを、自分を客観的に見られるようになる」と意図を説明した。