ヤクルト・石川雅規は苦しい投球が続いた(撮影・今野顕) (セ・リーグ、広島―ヤクルト、24回戦、29日、マツダ)熟練の投球術は鳴りを潜めた。ヤクルト・石川雅規投手(42)は4回7安打4失点で降板。今季7勝目(4敗)はならず。通算184勝目を逃した。
緩い変化球を狙われた。二回は1死一塁から上本に内角低めへの124キロのカットボールを完璧に運ばれて2ラン。三回は1死二塁で西川に右前適時打。2死一、二塁から坂倉に中前適時打を浴びた。四回は三者凡退に抑えたが、直後の攻撃で代打を送られた。
25日のDeNA戦でリーグ連覇を果たした際は神宮球場に妻と長男・大耀(だいや)くん、次男・栄寿(えいす)くんが駆け付けていた。「息子たちも大きくなって(優勝を)目に焼き付けてくれていると思う。本当に本拠地でできてよかった」。ホッとした表情をうかべ、父としての顔をみせた42歳左腕。現役を続けられる理由の一つに家族からの声援がある。
優勝は決まってもシーズンはまだ続く。10月12日からはクライマックスシリーズファイナルステージが始まる。「短期決戦はしっかりとチームとして(勝利を)取りに行くのが大事。先発投手が、初回からより一層飛ばしていかなければいけない」と気を引き締めている。
球団初となる2年連続の日本一へ、石川の力は必要不可欠。課題の残る登板となったが、修正して次につなげる。