ファンや同僚に愛された嶋(中)。会見には(左から)宮本、塩見、中村、川端、山崎、内山壮が駆けつけた(代表撮影) ヤクルト・嶋基宏捕手兼任コーチ補佐(37)と内川聖一内野手(40)が28日、神宮球場内で記者会見を開き、今季限りでの現役引退を発表した。嶋は家族への思いに涙し、楽天時代の恩師の名を挙げ「野村監督のように名将と言われるような指導者になっていきたい」と〝野村イズム〟の継承を宣言。NPBでの現役引退を明かした内川は父・一寛さんとの思い出を振り返り、野球への恩返しを誓った。
晴れやかな表情だった。嶋が背番号45のユニホーム姿で会見に臨み、今季限りでの現役引退を表明。球団への感謝を口にした。
「チームが強くなるのを肌で感じた。本当にいいチームで野球ができて、野球人生を終われるのは非常に幸せだと思う」
引退会見で感極まるヤクルト・嶋基宏=神宮球場(代表撮影)最初は笑顔を見せながら言葉を紡いだが、家族の話題に声を詰まらせ、涙があふれた。2020年に楽天からヤクルトに移籍。妻と10歳、6歳の息子を仙台に残し、休養日には毎度のように会いに行った。「最近はあまり試合に出ているところを見せられていなかった。いつも『頑張ってね』と家を送り出してくれるけど、これからは逆に『気をつけて学校に行ってこいよ』と言ってあげられる父親でいたい」。第二の人生でも格好いい父であり続ける。