試合後 高津臣吾監督(左)とタッチを交わすヤクルト・村上宗隆=神宮球場(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト8-2巨人、18回戦、ヤクルト10勝8敗、20日、神宮)ヤクルトは2点を先行されたが、四回に4番・村上の適時打などで追い付いて六回にサンタナの適時打などで2点を勝ち越し、七回に村上の32号3ランで差を広げ、高津監督の復帰戦を白星で飾った。2番手の木沢が5勝目をマークした。
指揮官が帰ってきた。9日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが発表されたヤクルト・高津監督が復帰。再びチームを率いる決意を明かした。
「コーチを始め、選手諸君にも迷惑かけた。またこれから力になれるように頑張っていきたい」
久しぶりにユニホームを着て神宮のグラウンドに立ち、笑顔を見せた。8―10日に計27人(選手18人)がコロナの陽性判定を受けて離脱。緊急事態に見舞われた。8日の阪神戦(神宮)からは6連敗。セ・リーグ首位のチームは指揮官と主力選手が不在で苦しんだ。
高津監督は、13日の中日戦(バンテリンドーム)から6試合監督代行を務め、19日の巨人戦(神宮)で勝利した松元作戦コーチとは毎日連絡を取り合っていたと明かし、「一番しんどかったのは松元コーチだったかもしれない。なんとかしたいという気持ちはすごく伝わってきた。よく周りのコーチと相談しながら戦ってくれた」と感謝した。
8日以来、12日ぶりにベンチ入りした高津監督。先発の高橋が六回途中で緊急降板する事態となったが、終盤まで粘りの戦いを見せるナインの姿を見守った。そして4―2の七回2死一、二塁で、頼みの主砲・村上が右越えの32号3ランを放った。「なんとかカバーしようという思いで打席に入りました。いいスイングができていい角度であがってくれました」。初対戦となった左腕・クロールの151キロの直球を一閃。打った瞬間、スタンドインを確信する当たりに〝確信歩き〟の後、ベンチに向かって右手でバットを突き出して喜びを表現した。