一回、逆転打の阪神・佐藤輝を迎える矢野監督=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神3ー1中日、17回戦、阪神10勝7敗、17日、甲子園)阪神が逆転勝ちで4位に浮上。「ウル虎の夏」シリーズで2カード連続の勝ち越しを決めた。1点を追う一回無死満塁で佐藤輝明内野手(23)が16打席ぶりの安打を右前に放ち、逆転。さらに1死一、三塁からの重盗で三走の近本光司外野手(27)が生還し、加点した。今季8度目の満塁機で初の適時打を放った佐藤輝は今季6度目の猛打賞。7月初登板を8回1失点(自責0)で終えたジョー・ガンケル投手(30)は6月12日のオリックス戦(京セラ)以来の白星で4勝目(5敗)を挙げた。新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、「特例2022」で13日に抹消された大山悠輔内野手(27)が中日との2軍戦(鳴尾浜)で途中出場から守備にも就き、2打数無安打1四球だった。試合後、18日の広島戦(マツダ)からの帯同が決まった。観衆4万2601人は今季最多。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績42勝45敗2分、観衆4万2601人)。
(テレビインタビュー)
ーーガンケルは
「申し分なしですね。初回は自分のミス(けん制悪送球)がありましたが、テンポよく、球数(92球)も少なく、八回まで行ってくれたんでよかったです」
ヒーローインタビューを終え、ファンに手を振る阪神・ガンケル=甲子園球場(撮影・安部光翁)ーー八回1死満塁のピンチ
「最後の最後に、より集中力を高めて丁寧に丁寧に投げる姿が見えていたんで、最後の大島もイヤなバッターですけど、丁寧に投げてくれました」
ーー3連投の岩崎
「いつも落ち着いて淡々と見えるかもしれませんが、気持ちの中で向かっていくというのは優のいいところなんで、どんな状況でも冷静に熱く投げてくれています」
ーー一回無死満塁から逆転打
「ここ最近、チャンスで打てていなかったですし、本人も気持ちよく打席に立つという感じじゃなかったんで、1打席目のチャンスで打てたのは、あとのヒットにもつながったことになる。明日(18日)以降、より気持ちも向かって行く輝らしいバッティングができるかなと思います」
ーー3点目は足を絡めた
「行けるところは行く野球をしていますし、そういう意識を高く持ってやってくれれば、チャンスが生まれて来ると思うんで、チャンスがあれば行きます」
ーー大山不在の中、投手が粘り強く
「ウチの持ち味は一番は投手陣。しっかり先発、中継ぎがやってくれています。エラーも出ているんですが、よく守ってくれている部分もあるかなと思います」
ーーウル虎の夏シリーズで2カード連続勝ち越し。いい形でマツダスタジアムに向かえますね
「たくさんのタイガースファンに喜んでもらいたいですし、勝つ試合は一番望んでくれていることなんで、このユニホームで勝てたし、これからも勝つという試合を見せて行きたいです」
(囲み)
ーー嫌な形で先制されたが、中野、島田が連続安打で出た
「もちろんもちろん。ランナー出ると向こうも嫌だと思うし、何かあるんじゃないかを警戒しながらの形になるのは、ウチの野球の特長だと思う。いろんな作戦ができていければいいし、島田も自信をつけて任せられるっていうか、そういう選手に成長していってくれたら、うれしいなと思います」
ーー島田は16日は久々にスタメンを外れ気持ちも強かった
「いや、それないとダメでしょ」
一回、逆転打の阪神・佐藤輝=甲子園球場(撮影・水島啓輔)ーー佐藤輝の状態は
「今日は何かいい感じで。これは俺の見た感じだけど、後ろの方(左肩)が突っ込まないというか、どうしても上から叩きたい感じが、ずっとあったように思ったけど、今日はいい形で打球が上がりそうな。後ろの肩が出ずにというか、突っ込まずにっていう感じで、練習でもいい感じで打っていた。何か本人の中であったかもしれないし、まあ、そういう風には見ていました」
一回、重盗で本盗を決めた阪神・近本=甲子園球場(撮影・岩川晋也)ーー一回の攻撃は采配が当たった
「でもね。采配ってね。結局、選手がやってくれるかやってくれないかなんよね。こっちがサイン出したって、近本がいいスタート切ってくれたり、島田がしっかりバスターを決めてくれたりというのがあって。俺のサインっていうのは後だから。結局は選手だから。選手がそうやって自分たちで意識高く、やらされる野球じゃなくて、これは俺も4年間ずっと言ってるけど、自分たちがどう動いていくか、どう動いたら嫌か。自分たちで考えて、自分たちでやっていって、そこの面白みとか、自分の価値を上げるとか。それは俺って言うよりは選手達がやってくれないと。作戦はそうならない。決まってもちろん、俺は気持ちいいというか気分はいいけど、本当に選手がやってくれたのが一番」
ーー近本が三走で安心感があった
「それはね、逆のこともあるんだよね。近本だから警戒されて行けないというのはあるから一概には言えない」
ーーガンケルは勝ち星つかず、間隔もあいたが
「いい意味でいつもと同じというか、そういう感じで行ってくれたし、登板間隔があいて投げるのはすごく難しいことなんで、気持ちもゲームに入っていくことも含めて難しいと思うんで、そういうところで、八回まで行ってくれたのは大きい。ガンケルらしさという投球をやってくれた。もう1回あるんで、しっかり投げてもらいたいなと思います」
ーー大山がファームで試合に出場
「悠輔としゃべっても、出た感じで相談しようかと話していたんだけど、出て大丈夫ということなんで、明日から連れて行きます」