山本㊨は新人王に輝いた宮城㊧とともに壇上でポーズを決める(代表撮影) 今季のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、東京都内で開かれ、最優秀選手(MVP)は、パ・リーグはオリックス・山本由伸投手(23)、セ・リーグはヤクルト・村上宗隆内野手(21)がともに初めて選ばれた。
若きエースが日本球界に巻き起こす旋風はまだ止まらない。パ・リーグの最優秀選手は山本。シーズンで最も活躍した選手に贈られる最高の栄誉を手にした。これで今季のタイトルは〝9冠目〟となった。
「パ・リーグで一人しか受賞できない賞なので、本当にうれしく思っています」
自身初の開幕投手を務めた今季は26試合に登板し、最多勝(18勝)、最優秀防御率(1・39)、最多奪三振(206)、最高勝率(・783)と先発投手部門のタイトルを総なめ。球団史上2人目となる沢村賞に輝き、ゴールデングラブ賞、若月とともに受賞した最優秀バッテリーやベストナイン、そしてMVPと次々にゲットした。
侍ジャパンのエースとして出場した東京五輪では悲願の金メダル獲得に貢献。レギュラーシーズンでは球団新記録の自身15連勝を成し遂げ、チームを25年ぶりのリーグ制覇に導いた。さまざまな賞をつかんだが、セ・リーグ王者のヤクルトと激突した日本シリーズで敗れ、日本一には手が届かなかった。それだけに「個人的には今シーズンの自分の成績を上回れるようにしっかり練習するのと、チームとしてはリーグ戦連覇。今年は日本一になれなかったので、なれるように頑張ろうと思います」と宣言した。
レベルアップしたい部分は「全部」とキッパリ。投手では両リーグでも山田久志(1976~78年の3年連続)以来となる2年連続MVP受賞に「今回、受賞してうれしかったので、また来季も取れるように頑張りたい」と意欲を見せた。
思い描く理想の投手像への道のりは「半分ちょっと上ぐらい」。残り約半分を駆け抜けて、最強の先発投手へと進化する。(西垣戸理大)