献花の際に際に祭壇へ花を投げこむ、新庄剛志ビックボス(日本ハム監督)=神宮球場(撮影・今野顕) 昨年2月に84歳で死去した野村克也さんをしのぶ会が11日、東京都新宿区の神宮球場で開かれ、故人の阪神時代の教え子だった日本ハム・新庄剛志監督(49)が参列。ビッグボストーク(2)は以下の通り。
--阪神時代のミーティングについて
「野村さんがタイガースに来られて、噂では、ミーティング時間が1時間半から2時間くらいやるというのをヤクルトの選手から聞いて。それは長いな、キャンプ中の1時間半は眠くなると思って…。初日に野村さんの部屋にいってコンコンと(ドアを)叩いて、『はじめまして、新庄です。お願いがあります。人間の集中力というものは学校の授業と一緒で45分なんです。だから、ミーティングの時間を45分にしてください。お願いします』と言ったら、『そうか、確かにな。分かった。じゃあ、5分延ばして50分でどうだ?』と。何でかと言ったら、集中力がある中で、野村監督の考えをすごく吸収したくて」
--ミーティングの思い出は尽きない
「あとはやっぱりちょっと年齢もいっていたので、ミーティング中に同じことを3回くらい言い出していたんですね。(そこでまた)コンコン。『野村さん、お願いがあります。3回はちょっと言いすぎでしょ。今度から2回言い出したら、僕が止めますんで』って。で、2回言った時に野村さんが『あっ、新庄君、ゴメン。2回言うてもうた』みたいな。でも、ぺーぺーの若造が言うことに対しても聞いてくれる素晴らしさというのは、もう感謝しかないです。まあ、納得をさせる僕の話術ていうのも素晴らしいんじゃないかなと」
――野村さんに最後に会ったのは
「えっとね、僕が(バリ島から)日本に帰ってくる3年前かな。で、日本に帰ってきて対談の話があったんですけど、やっぱりその時にはもう体調が良くなくて、歩けない感じだったので。『そんな無理して、対談なんかいいんで』っていうことを言って、なしになったんですね」
--自身はどんな監督に
「まあ、新庄剛志らしく、野村さんの教えてもらったことをやりつつ、自分の考えを持って、野村さんとはまた違う形で新しい監督像をつくりたい」
--どんな野球になりそうか
「そりゃ、野村さんも分からないと思いますよ。勝ったらあまり褒めてくれないと思うけど、負けたらボロクソ言われると思います。『だからアカンねやって』と。まあ、それが野村さんですからね。愛情あるコメントをしていただけると思います」