アップ提示で契約更改交渉を終え、記者会見後、写真に納まるオリックス・紅林=青濤館(撮影・斉藤友也) えっ、目標は盗塁王⁉ オリックス・紅林弘太郎内野手(19)が6日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、4倍となる2160万円増の年俸2880万円(金額は推定)でサインした。高卒2年目の今季は遊撃のレギュラーをつかみ、球団初の10代2桁本塁打を放つなど25年ぶりのリーグ優勝に貢献。持ち前の打撃にさらなる期待がかかるが、来季の目標にまさかの盗塁王もぶち上げた。
■年俸4倍増の2880万円に 2年目の大ブレークに、球団からは高い評価をもらった。交渉の席でオリックス・紅林に提示された年俸は今季の720万円から4倍増となる2880万円。ほおは自然と緩んだ。
「こんなにもらえるとは思わなかった。来年から車に乗れる。体がデカいので、デカいのに乗りたいです」
若々しさたっぷりの19歳は今季、球団最年少となる開幕遊撃スタメンに抜てきされ、そのままレギュラーとして136試合に出場。売りの打撃面では球団初の10代2桁となる10本塁打を放つなど、25年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。
さらなる飛躍を誓う来季3年目に向け、打撃ではコンタクト率を上げて3割20発を残す具体的な目標も口にした。大砲としてのステップも思い描くが、白米が大好きな紅林がオフ期間で取り組みたいことは減量。我慢を続けた先の目標は、周囲を驚かせるものだった。
「来年は盗塁をたくさんしたい。盗塁王を目指してやるぞ、という気持ちです」
シーズン中は食事やウエートで、開幕時の94キロから100キロ前後まで増量。打撃では飛距離につながった実感こそあるが、14失策を記録するなど運動量の多い遊撃ではマイナスに働いた部分もある。長打力は減量で得た体の切れでカバーするとし、オフは炭水化物や糖質の摂取量を減らす。今季はわずか2盗塁。ともに比較的成功しやすい一、三塁での一走として決めたものだが、90キロ台前半まで体を絞り、大幅増を見込む。
「捕手とガチンコ対決で盗塁できるように。2桁は絶対に走りたい」
走攻守で輝き、次こそ日本一を―。来季は紅林の足にも注目だ。(須藤佳裕)