契約更改交渉を終え、色紙を手にするソフトバンク・千賀=5日、ペイペイドーム ソフトバンク・千賀滉大投手(28)が5日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円増の年俸6億円、千賀側から契約の見直しや破棄ができるオプトアウト付きの5年契約でサインした。順調なら来季中に海外FA権を取得する右腕は「その考えはぶれていない」と改めて米大リーグ挑戦への意欲を示した。
契約更改交渉を終え、記者会見するソフトバンク・千賀=5日、ペイペイドーム■契約途中でも見直しや破棄OK 夢の一歩手前までたどり着き、手に入れた大型契約だ。千賀が2億円増の6億円でサイン。変わることのない表情に、覚悟がにじんだ。
「複数年のアプトアウト付きです。評価していただきました。責任感を持たなくちゃいけない」
5年契約だが、契約の途中でも選手側から条件内容の見直しや破棄ができる条項付き。千賀は順調なら来季中に海外FA権を取得する見込みで、希望してきた米大リーグ挑戦も「そこの考えはぶれていない」と改めて意欲を示した。海外FA権取得のためにも当然、1軍で戦うことが大前提。自らの力で夢の切符をつかむことを宣言した。
■来季中に海外FA権取得 三笠GMは「われわれとしてはずっとホークスでプレーしてくれることが一番。ですがメジャーという夢ありますので。両者の意見を交換した中で至った結論」と説明した。海外FA権を行使することになったとしても「選手の権利。そういう場合は快く送り出したい」とした。ホークスからメジャーリーガーが誕生すれば、2012年に海外FA権で移籍した和田、川崎以来となる。
長期契約を選んだきっかけは4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)。ライナー打球を捕球した際に体勢を崩して左足首の靭帯を損傷し、長期のリハビリを強いられた。「野球選手はいつ大きなけがをするかわからない。改めて思わされたシーズンだった」。最終的に10勝を挙げ6年連続2桁勝利となったがチームは4位。来季の意気込みを問われると、即答した。
■即答「キャリアベスト!!」 「キャリアベスト。今までの数字を全部ぶち抜くくらいの気持ちでいきたいと思います。やらなくちゃいけないと思っています」
自主トレは沖縄・宮古島で行う予定。チームの日本一と海外FA権を手に入れて、正面玄関から海を渡る。(竹村岳)
ソフトバンク・千賀=ペイペイドーム(撮影・村本聡)★「オプトアウト」付き
◆…千賀の新年俸6億円は、現時点で球界4位でチームでは柳田の6億1000万円に次ぐ2位。契約年数5年も、2020年から7年契約を結んでいる柳田に次ぐ長さだ。過去には06年から7年契約した松中らがいる。「オプトアウト」とは長期契約の途中でも選手が内容を見直し、破棄ができる条項。より高い条件で契約を結び直したり、FAとなって他球団や米大リーグ球団と交渉することもできる。