オンラインでグータッチ! 悲願を叶えた平野佳(画面)の思いを、星野氏(手前)が聞いた(撮影・林俊志) 失敗から学び、つい頂点へ-。米大リーグから帰ってきた守護神、オリックス・平野佳寿投手(37)が、1995、96年の連覇時のエースで通算176勝を挙げた星野伸之氏(55)=本紙専属評論家=とオンラインで対談。豊富な経験と実績で優勝に貢献したベテランは、コーチ時代に指導も受けた球団のレジェンドに、喜びと若い選手の頼もしさ、そして中嶋監督らへの感謝の気持ちを明かした。
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星野氏(以下、星野) 優勝、おめでとう。メジャーに行く前と帰ってきたときと、違いは感じますか?
平野佳 僕が行く前よりも若い子がどんどん、僕が知らない子も、知っている子もいますがファームで頑張っていた子とかが、ここまですごい実力を上げているということに、すごく頼もしく思えたというのはあります。
星野 若い子にいろいろなことを聞かれると思うけれど、どんなアドバイスを?
平野佳 いや、特にアドバイスはほとんど送ることはないですね。ひとつ言えるとしたら、僕もいっぱい失敗してきたし、その中で自分なりに成長してきたところがあったと思うんで、だから若い子とかが失敗したりしたときには、僕も、すごい気持ちがわかるんで。そのときにちょっとこう「こうしてもいいんじゃない?」とか、失敗から学ぶというか。僕は結構、失敗を繰り返してきたから、その気持ちはちょっとわかるかなと。そういうところは、アドバイスさせてもらったりとかはありますけど。
星野 平野は肩の作り方が上手。僕がブルペンコーチをやらしてもらっていたときもすごく感じていた。そういうのを教えたりとかは?
平野佳 そこまで聞かれないですが、いつも捕手の子に「(ブルペンで)あまり本気で投げてないですよね」「ブルペンとマウンドでは全然違う」って。けっこう本気で投げているんですけど勝手にリラックスというか、力を入れずに投げられているというか。
星野 言葉じゃなくても、平野の姿を見て勉強になっている子がいっぱいいるのかな。今季は若い子の爆発力がすごく目立つけれど、そのなかでベテランの落ち着いた、平野がいたりとか、安定した吉田正尚がいたり、若いけど山本由伸がエースとして、しっかりそれぞれのポジションで軸がいるなあと感じた。そこらへんが強いなと。
平野佳 そんな、僕なんてたいしたことないんで。最後の方に、ちょっと投げているだけなんで(笑)
星野 いやいや!
平野佳 由伸が引っ張ってくれていますし、はい。すごいなと思います。見ていて。
星野 勝ち方がすごいなと。
平野佳 2014年とかもあったんですけど、「これ、点とってくれるな」と。今年はそんな感じがあったんで。ちょっとリードされていても、いけるだろうというのが。そのままいけたというのが、交流戦くらいから続いていたところがあるんで。チームとしての地力がついているんじゃないかなと思う。