1回、先制の本塁打を放った楽天・山崎剛=楽天生命パーク(撮影・田村亮介) パ・リーグ3位の楽天が2日、同2位のロッテ22回戦(楽天生命パーク)に6-1で快勝し、ゲーム差を2・5に縮めた。国学院大から入団4年目の山崎剛内野手(25)がプロ初となる初回先頭打者本塁打を放ち、勝利に貢献。チームはロッテとの連敗を9で止めた。
■「気持ちで打ちました」 秋晴れの楽天生命パーク宮城がどよめきと歓声に包まれた。山崎剛がプロ初の初回先頭打者弾。チームを勢いに乗せた。
「気持ちで打ちました。打った感触は、こすった感覚でしたが、風のおかげで(スタンドに)入りました」
ロッテ・二木の2球目、直球を左翼席に流し打った。9月10日のロッテ戦以来となる今季2号。1番打者として3試合連続で一回に安打を放ち、いずれも生還。チームの3連勝に貢献した。
宮崎・日章学園高から国学院大を経て2018年にドラフト3位で楽天入りし、4年目の今季は7月8日に1軍再昇格。浅村のコンディション不良により二塁手での出場機会を得た。結果を残し、浅村の復帰後は遊撃手のレギュラーをつかむ勢いだ。
「こんなに緊迫した試合が続く中で、出場させてもらっていることをかみしめて、成長していきたいと思います」
昨年は山崎幹史(読みは『剛』と同じで、つよし)に改名。だが20試合の出場で打率・167、0本塁打。「親に相談せず、勝手にノリで変えたら親に怒られた。親からもらった名前は感謝の気持ちでいっぱいです」。今季から本名に戻し、シーズン自己最多の26安打。奮闘が続く。
チームは2位・ロッテに2・5ゲーム差に接近。首位・オリックスとは4ゲーム差につける。石井監督は「積極的に自分から仕掛けて、相手バッテリーに(主導権を)渡さない」と山崎を称賛。楽天の〝ダークホース〟が打線を引っ張る。(広岡浩二)
◆山崎 剛(やまさき・つよし) 1995(平成7)年12月29日生まれ、25歳。福岡県出身。宮崎・日章学園高時代に甲子園大会出場はなく、国学院大に進学。同大初の東都大学リーグ1部通算100安打を達成した(通算103安打)。2018年にドラフト3位で楽天入団。今季は38試合の出場で打率・263、2本塁打、13打点。通算107試合で打率・255、3本塁打、23打点(2日現在)。173センチ、74キロ。右投げ左打ち。独身。900万円。背番号34。